先週のカレー

風邪で明けたこの一週間。

先週末に「あれっ？」と思っていたら、たちまち風邪モードに突入。

ここチェンナイは季節の変わり目で、朝晩の気温がグッと下がってきたところだ。

おそらく２５℃くらいか。

それでも寝ているときはうっすら汗をかく筆者は、寝冷えをしたのだろう。

インドの風邪をもらってこそ一人前なのか。着々とインド人化計画にはまってきている。

さる１２月１日は「日本語検定試験」が全世界で実施された。

筆者はその試験会場にお手伝いに出かけた。風邪の引き始めであったが。

前日の土曜日の夕方には同じ会場で説明会があり、何のことだかさっぱりわからない説明を聞いて、当日の日曜日の早朝に会場入りした。

そこには同じ係員がたくさん集まっていて、朝食のカレーを食べている。

お皿に敷いてある緑はバナナの葉で、色とりどりのカレーに白い蒸しパンが映える。

「うまい！」

食後にチャイをいただいて、準備開始である。

日本語検定は難しい順にＮ１～Ｎ５に分類されているとのこと。

当然中身を見る訳にはいかないので、様子は分からないが、Ｎ１はかなりの難易度らしい。

筆者は各教室の試験官に問題用紙の配布と回収、それらの員数チェックを担当していたので、試験中は暇なのだ。

教室を出て中庭の緑に癒され、ふと階上に目をやると、鉄筋がむき出しなのだ。

「この学校も増築予定なのか」

蒸し暑さと風邪の進行を感じながら、試験会場を後にし、近くのホテル THE PARK でビュッフェランチ。

ビールを５杯くらい飲んだだろうか。トムヤムクンは美味しかった。

「ううううう、こりゃあ風邪だなあ、帰って『八重の桜』を見なきゃ・・・」

翌月曜日は一日中寝ることにした。

「頼むぞルル！」

そんな風邪モードの一週間であった。

ちなみにご飯は毎日３食しっかりいただいた。