2015年6月21日日曜日

ケララ・コーチンの旅

暑さと喧噪の中、だんだん現実に戻ってきたここチェンナイ。
「そうだ、旅に出よう!」

以前から行ってみたかったケララ州へ、土日の1泊2日の旅に出た。
早朝4時、朝一のフライトに向けて部屋を出ると、なんとエレベータが動いていない。
「おいおい、最上階の7階だぜぇ(日本の8階)」
階段をひたすら降りて準備運動は万全。
チェンナイの国内線の早朝はいつも大混雑。
「みんなどこ行くんだ?」ってくらい。

さて機上からみる景色は緑豊かな山々に変わり、ケララ・コーチン空港に到着すると朝の8時。
「なんて涼しいんだあ。清々しい。いいぞいいぞ!」

そしてシックなホテルで朝ご飯をいただいて、教会とかミュージアムとかFishNetとか観光をして、この度の目的である Backwater の BoatHouse へ。
何も予備知識や予習をしないままに行ったのだが、これがいい! Goodなのだ。

貸し切りのボートハウスで、のんびり湖面を眺めながら、ゆっくりゆっくりと進む。
天気はいいし、何よりも静かなのがいい。
途中岸に寄せて、夕食のエビ(これが大きい手長海老で美味い!)とビールを調達する。
夕暮れとともに停泊しDinner。
とにかく夜は暗い、夜空には満天の星が輝き、久しぶりに「星を見たぁ」という感じ。
そして就寝。ベッドルームは真っ暗で、そう「暗室」のようだ。
夜中にはスコールが何度かあったようだ。
これを見てモンスーンを感じたかったのだが、とにかく真っ暗で、照明のスイッチすら分からない。

さて朝起きてシャワーを浴びて・・・
「うっ、水かよっ」
そして朝食をいただきながら、ボートはもとの場所へ戻る。
いい旅だった。

2日目は、アユールベーダを堪能し、市内観光をして機上の人となった。
夜中にチェンナイに戻ると、一変に現実に戻される。
たくさんの人と車、やかましいクラクション。
アパートに到着する、なんとエレベータが動いていない。
「おいおい、最上階の7階だぜぇ(日本の8階)」

階段をひたすら昇って旅は終わった。

2015年6月9日火曜日

チェンナイで2度目の夏

まだまだ真夏のここチェンナイ。
日本での”避暑”から戻って2週間が過ぎたのだが、なんだか夏バテ気味の筆者である。
さて、日本でのリフレッシュでは、多くの人に大変お世話になり、改めて御礼申し上げる。
1ヶ月近く遊び続け、毎晩の飲み会で体重も3キロ以上増加できた。
やはり日本の食事は美味しいと実感する毎日であった。

シンガポールからチェンナイに戻る飛行機の中、眠りについた筆者がふと気がつくとなんだか右前方が騒がしい。
CAのお姉さんたちが集まって何やら相談している。どうやらお客さんの調子が悪いようなのだ。
「お客様の中にお医者様はいらっしゃいますか?」みたいなアナウンスが流れた。
「おお、テレビで見るようなシーンだあ」
すると後方から「私は医者だが」と一人の男性がやってきた。
何やらごちゃごちゃやって後方に下がると「私が観ましょう」と次は一人の女性がやってきた。
2人の医師と思われる人は、前方のビジネスクラスからではなく、エコノミークラスの後方からやってきたのだ。
どうやら具合の悪くなったお客さんは若いお母さん。
その後は女性医師と思われる人が付きっきりでチェンナイまで飛んだ。
そしてチェンナイには定刻の15分前に到着した。

およそ1ヶ月ぶりのチェンナイは何も変わっていなかった。
人や車は多く、朝から晩までクラクションが鳴り響く。
チェンナイで2度目の夏、乗り越えられるのだろうか・・・

・・・そうだ、旅に出よう!