2016年2月7日日曜日

なぜかヨーロッパツアー 帰れるのか?みっちゃんの巻

二月の声を聞いた途端に暑さが増してきたような気がするここチェンナイ。
「えっ!もう暑いの?」
朝晩は風も気持ちよく過ごしやすいのだが、日中の日差しが暑い熱い。
ベストシーズンも終わりに近づいてきたのだろうか。

さて前回の「なぜかヨーロッパツアーの巻」では Diwali休暇を利用して出かけたヨーロッパツアーの前半をお伝えした。
パリやモンサンミッシェルを巡り、ドイツではケルン大聖堂とライン川を、フランクフルトでは美味しいビールとソーセージを堪能した。
今回はその後半である。
ルフトハンザのストライキ情報を気にしながら、翌日はフランクフルトからロンドンへ時差1時間の日帰りの旅に出かけた。
ロンドンの入国審査は非常に厳しいとの情報があり、ビビりながら向かったが、とりあえず何事も無く入国できた。
ヒースロー・エクスプレスに乗り市内へ、そしてロンドン名物のタクシーに乗って待ち合わせ場所のLiberty Londonへ行き、ガイドさんと合流してロンドン市内観光へ出発。
これまたロンドン名物の地下鉄(TUBE)と2階建ての市内バスに乗って、市内の名所(ベタな)観光スポットを巡ったのだ。
空はどんより曇って肌寒く、これがまたロンドンの雰囲気にピッタリなのだ。

時間はあっという間で、ロンドン観光に許された2時間半が過ぎた。
「おお、残念だがそろそろ帰ろう」
ふとネット情報をチェックすると。
「うっ、ルフトハンザは明日もストライキだ!」
・・・ルフトハンザはストライキで明日帰る便は飛ばない・・・
・・・さあどうしよう・・・
・・・ヒースロー・エクスプレスに乗り空港へ向かった。

空港では一連の手続きを済ませ、旅たちまでのひと時を空港内のパブで楽しんだ。
「やっぱ Fish & Chips でしょ」
なかなか出てこないので、ビールが2杯目に手が届く。
「おっ、そろそろ時間だから」
と言ってるそばから  Fish & Chips が出てきた。
時間を気にしながら、熱々をサッサと食べて搭乗ゲートへ向かう。
「うん?」
ふと見たガイダンスは「CLOSING」を表示している。
「えっ! 何で?」
筆者たちがチケットで見ていた時間は Boarding Time ではなく、Closing Time だったのだ。
走った、走った。高校の部活以来っていうくらい走った。
でもゲートは遠い遠い。
ストライキでチェンナイに帰れないどころの話じゃない、フランクフルトに帰れないではシャレにならない。
走った、走った。一編の小説が書けるくらい走った。
なんとか乗れた・・・

さて帰国の最終日、前日のバタバタを引きずりながら、早朝から空港へ向かう。
ルフトハンザのチケットカンターが開くのを待って早速チケットを振り返ると、ドバイ経由の Emirates のチケットが取れた。
「おお、これはこれでラッキー」
ドバイ空港で一杯やって、なんとかチェンナイに帰ってこれたのだ。

あれから3か月。
やっと旅を締めくくることができた。

今日は一日ゆっくりできたので、ポテトサラダと海苔巻きを作りながら、こうしてブログを書いている。